コラムの記事一覧

「セキュリティ・バイ・デザイン」というフレーズをご存じでしょうか? 弊社はこのサイト上でも営業用のプレゼンテーションでもLexicaの特徴、あるいは設計ポリシーのひとつとしてこのフレーズを掲げています。 ECは本質的に個人情報の保護とユーザビリティを高度にバランスさせなければなりません。ですので、このセキュリティ・バイ・デザインという考え方はECにとってはとりわけ重要であり、大きな価値を持っています。 とは言え、このアイデアはそもそも開発者向けのものということもあり、ユーザーとしてはどうもピンと来ない、セキュリティとデザインにそんなに深い関係があるの?という方もいらっしゃるかも知れません。 ですので、そんな皆さまのためにこの記事では、IPAの入門資料を紹介しつつ、さらに簡単な解説を少しだけさせていただきます。
ERSが提供するソリューションは、主にEC(電子商取引)領域における様々な顧客の課題解決に貢献しています。 具体的には、以下のような顧客の課題に対応しています。 既存システムの限界とカスタマイズコストの高さ ショッピングカートシステムに限界を感じているものの、パッケージカスタマイズにコストがかかり過ぎるといった課題を持つビジネスの解決に貢献しています。 難易度の高いECシステムの実現 こだわりの施策、精密さを求められる業務要件、レガシーシステムとの連携、単純な物販の範疇にないサービスなど、難易度の高いECシステムを最小限のコストで実現することに貢献しています。 多様な業種・販売形態への対応 菓子製造・販売、天然水製造・販売、ギフト通販、化粧品やオーラルケアのリピート・定期購入通販、出版・教育事業、営業用カタログサイトなど、多様な業種や販売形態の顧客に利用されており、それぞ…
最近、「ユニファイドコマース」という言葉を目にすることが増えてきたと思われている方も多いのではないでしょうか? この概念が何を示すのか、オムニチャネルとは何が違うのか。 このコラムでは、オムニチャネルを踏まえたECパッケージのアーキテクチャー(システム的な構造)はどうあるべきかを追求してきたERSとしての視点で考えてみます。
開発者が罹りやすいと言われる「どんなものでも釘に見える」という恐ろしい病についてのお話です。
オムニチャネルの起源 オムニチャネルとはそもそも何でしょうか? Omnichannelという概念は米国で2000年代初めに、世界最大のスーパーマーケットチェーンであるウォルマート社の施策により作り出されたということ( 参照 )ですが、日本で広く知られるようになったのは2010年をいくらか過ぎてからだと記憶しています。 日本国内で多く耳にするようになってから既に10年ほど経っていますが、オムニチャネルというこの言葉が何を意味するのか、明確な共通認識というものはいまだに曖昧なことが多いと思います。 そこで本稿では、オムニチャネルとは何であって何でないのか、マルチチャネルとの関係は結局どういうものなのか、私なりに考えてみたいと思います。